2024年1月18日18:42
アララの子会社であるバリューデザインは、インドのValuedesign Services Private Limitedが旅行やアクティビティ予約サービスを運営するTravel Port Holidays India Private Limited(インド)と連携し、ギフトカード・デジタルギフトの提供を開始したと発表した。
バリューデザインは、現在インド国内約5億人の消費者へリーチ可能な独自流通ネットワークを保有しているという。そこに紐づくデジタルギフト提供パートナーとしてTravel Port Holidays Indiaを加え、さらなるネットワークの拡充を図る。
バリューデザインは、小売・飲食店など11.7万店舗以上に独自Pay(店舗独自のハウス電子マネー)の発行が可能な「Value Card」を提供している。日本をはじめ、インドやタイへサービスを展開しており、店舗の顧客層拡大やブランドリーチの拡大を支援しているそうだ。特にインドにおいては、マーケットプレイスを介した個人間ギフト(CtoC)に加え、キャンペーン賞品やサービス契約時に特典を提供する企業が販売促進用として消費者へ付与するギフト(BtoC)、企業が従業員の福利厚生として提供するギフト(BtoE)など、ニーズに応じたさまざまな用途での電子ギフト提供を続けているそうだ。インドでのサービス導入店舗数は約1万店舗(2023年12月末時点)に拡大している。
今回、連携したTravel Port Holidays Indiaは、OTAとして数々の賞を受賞しており、190カ国以上に広がる旅行やアクティビティなどの予約サービス「trip XOXO」を運営している。観光ツアーをはじめ、空港送迎サービスなどにも対応しており、サイト上に並ぶアクティビティをクリックすれば、そこから予約することができる。これまで400万人以上に利用されているという。
提供を開始した「tripXOXO」のギフトカードは、個人・法人を問わず利用できるギフトサービスだ。提供形式は2種類あり、物理的なギフトカード、デジタルギフトを用途に応じて選ぶことができる。
なお、バリューデザインは、インド国内約5億人の消費者にアプローチ可能なディストリビューター8社を介したネットワークを保有している。ギフトカード発行企業を増やすことで消費者にとってのギフトの選択肢を増やし魅力を高めるととともに、代理店・販売チャネルを拡充することで、ギフトカード発行企業がより多くの消費者へリーチでき、ビジネスを拡大できるよう支援しているそうだ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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