2024年2月14日8:40
国立大学法人 長崎大学情報データ科学部は、CCCMKホールディングス(CCCMKHD)のCCCマーケティング総合研究所(CCCマーケティング総研)、長崎市、およびエヌタス(長崎県長崎市)と協同して、昨年に引き続き2回目の開催となる、Tポイントのデータを基に、長崎の地域創生をテーマにした産学官連携授業を実施した。
2022年より開始した産学官連携授業では、長崎大学 情報データ科学部にてデータマイニング・観光政策・観光ビッグデータを専門分野とする一藤裕准教授の講義「社会・観光情報学Ⅰ」を受講する学生が、統計加工化したTポイントの購買データに加え、地域ICカード「エヌタスTカード」における長崎バスの乗降に関わる統計加工データを基に、地域創生に向けた企画提案をする取り組みとなる。
2回目の開催となる同授業では、「100年にいちどの長崎」とも謳われる“まちの変革期”において「Z世代を中心に長崎市に多くの人が集まるイベント企画」をテーマに、昨年を上回る62名の学生が参加し(昨年参加43名)、3回にわたるグループワークを実施した。
また2023年12月1日と8日に企画プレゼンテーションを行い、長崎に住む大学生ならではの独創的な発想を活かした13の企画を発表したという。当日は、CCCマーケティング総研、長崎市役所およびエヌタスの担当者も参加し、企画へのフィードバックをはじめ、長崎市の抱える課題や取り組みについての講義を開催するなど、長崎の地域創生について大学、民間企業、行政を交えた実践的な議論が交わされたそうだ。