2024年4月23日8:30
みずほフィナンシャルグループの一員であるユーシーカード(UC)は、GMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)が提供する「請求書カード払い byGMO」の提供をUCカード利用の買い手企業に対して行っている。「請求書カード払い byGMO」は、BtoB取引において請求書のクレジットカード払いを可能とするサービスだ。同サービス提供の背景やターゲットなどについてUCに説明してもらった。
池谷貴
GMO-PGと協業してサービス提供
通常3%だが6月30日まで手数料2%に
UCは法人向けカードの発行を強化しており、順調に導入が積み上がっている。BtoB決済の中での法人のクレジット決済のシェアはまだ小さく、今後も拡大が見込める領域として、同領域に一番注力しているそうだ。2023年8月の取材時には「請求書カード払い」の提供に向けて準備を進めているとコメントしていたが、2023年11月27日からGMO-PGと連携して「請求書カード払い byGMO」のサービスを提供している。
UCは「GMO-PGとはこれまでも決済代行事業者、クレジットの包括代理事業者として協業関係にあり、多岐にわたるアライアンスを構築してきました。これまでの協業関係に加えて決済インフラの知見が豊富であること、及び経済条件(手数料収入)を考慮し、GMO-PGを選択いたしました」と説明する。
「請求書カード払い byGMO」は、BtoB取引において、請求書を用いてクレジットカード払いを可能とするサービスだ。売り手企業の支払い方法が銀行振込や約束手形などに限られクレジットカードに対応していない場合でも、買い手企業はクレジットカードで支払いが可能だ。
申請した請求書の振込先への振込額と、同サービスの手数料を合わせて、登録したカードの利用代金として請求する。UCは「現在は、キャンペーン期間中(2024年6月末まで)のため、2.0%で設定しておりますが、通常時の手数料は業界平均手数料率の3.0%で設定予定です」と述べる。
利用方法として、買い手企業は「請求書カード払い byGMO」に会員登録し、ログインする。請求情報などを入力し、手持ちのカード番号を登録し、利用申請を行う。GMO-PG所定の審査に通れば、サービスが利用できる。購入時に売り手企業から発行される請求書の情報を入力して、クレジットカードで決済可能だ。利用できる国際ブランドはVisa・Mastercardとなる。また、決済時は法人カードに加え、個人名義のカードも利用可能だ。
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