2024年4月29日7:00
三菱総合研究所(MRI)は、大丸有SDGs ACT5実行委員会と共同で、2021年度から2023年度までの3年間、東京都千代田区大手町・丸の内・有楽町地区(以下 大丸有エリア)にて、MRIが企画・運営する地域課題解決型デジタル地域通貨サービス「Region Ring」のポイント機能等を活用したSDGsアクション促進事業を行い、行動変容等の効果を確認したと発表した。
同事業は大丸有SDGs ACT5実行委員会主催の「大丸有SDGs ACT5」をフィールドに実施した。
「大丸有SDGs ACT5」の取り組みの一環として、2021年から2023年までの3年間、毎年5月ゴールデンウィーク明けの月曜日から11月30日までをポイント付与期間と定め、「ACT5メンバーポイントアプリ」を用いて実施。SDGsアクションに対して付与されたポイントを、特典や寄付などに利用することでSDGs活動の誘発やSDGs消費を促進する。アプリには、Region Ringが備える標準ポイント機能、情報配信、活動の見える化などのナッジ機能、友達紹介機能等を導入している。
アプリで得られた属性・行動履歴・アンケートデータ等を用いて行動変容効果を検証した結果、2021年度から2023年度まで3年間、各年7カ月間、SDGsアクションを提供したことで、エリアで誘発されるSDGs活動件数が増加した。また、2022年度と2023年度は同じアカウントで参加が可能であったことから、活動量や活動の幅の広がりが見られるなど同一ユーザーのSDGsへの意識定着や行動変容が深化したという。
さらに、アプリユーザーを活動の量・幅に基づき6つのグループに分類。さらにペルソナ分析を行い、「熱烈!SDGs女子~大丸有SDGs ACT5のコア層~」「しっかり者ポイ活マダム~情報感度が高く、行動的な中年女性層~」「縁の下の力持ち寄付系男子~潜在コア層~」といった特徴が顕著なペルソナを3種設定。これらのペルソナ等をもとに、マーケティングデータや施策検討のための活用可能性を確認した。
このコンテンツは会員限定となっております。すでにユーザー登録をされている方はログインをしてください。
会員登録(無料)をご希望の方は無料会員登録ページからご登録をお願いします。