2025年6月21日12:20
アイティフォーは、次世代ECシステムの開発を開始したと発表した。次世代ECシステムは、従来パッケージより柔軟で拡張性が高く、導入・運用コストを抑えたSaaS型プラットフォームを目指し、コマースプラットフォームやコマースサービスを提供するShopify(ショッピファイ)を活用する。開発に先立ち、同社はShopifyのパートナーとなった。今後はShopifyの支援を得ながら開発を進めるという。2025年9月に開発完了、提供開始予定だ。
同社は1999年に初めてECシステムを販売し、2004年からはECサイト構築パッケージシステム「ITFOReC(アイティフォレック)」を提供している。全国各地の顧客へECシステムを提供する中で、EC市場の急速な拡大と顧客ニーズの多様化に対応するには、より柔軟で拡張性が高く、導入・運用コストを抑えたシステムにする必要があると考えたそうだ。
同社では、従来以上に顧客にとって使いやすく、購買体験に優れたシステムを実現するため、Shopifyを活用することとなった。
同開発では、「Shopify」と、同社の小売業向け基幹システム「RITS(リッツ)」のギフト管理システムを統合することで、顧客の運用の効率化とコスト削減につなげるECプラットフォームの提供を目指す。開発完了および提供開始は2025年9月を予定している。
なお、次世代ECシステムは、百貨店をはじめとする地域の事業者に貢献できるシステムを目指す。同社の既存のパッケージシステムを使用している顧客を中心に、2025年度には5件の受注を目標としている。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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