2024年6月4日8:57
企業のポイント交換・発行を実現するポイントソリューションを運営するジー・プランは、毎年「ポイントサービスに関する市場調査」を実施しており、このほど、2024年度版の調査結果の第1弾としてポイントを貯めることに対する実態と意識についての結果を公開した。
同調査の結果、現在最も貯めているポイントでは「楽天ポイント」がトップで39.4%、昨年からほぼ横ばという状況だった。2位は「PayPayポイント」で15.1%、昨年の3位から2位へとランクアップを果たした。この3年で徐々に順位を上げ、一昨年と比較すると約2倍となった。調査実施時点では「Vポイント」は1.2%だが、「Tポイント」との統合による今後の動向が注目されるとしている。
ポイントが貯まることが、買い物やサービス利用における行動や選択にどの程度影響があるのかについては、「影響されることはない」との回答が14.1%に留まり、約9割の人にとって「ポイントは店舗やサービス利用に好影響」との結果となった。中でも、6割強が「ポイントを意識して店舗やサービスを選ぶ」と回答、24.6%は「ポイントが貯まると嬉しい」と回答している。ポイントサービスの有無は、ユーザーからの選ばれる理由となっている。
自社ポイントと合わせて共通ポイントが貯まるケースも増えている状況の中で、一度に複数のポイントが貯まることについてユーザーはどう感じているのだろうか。結果は、「お得に感じてうれしい」との回答が67.4%と圧倒的に高く、好意的な選択肢が上位を占めた。煩わしさなどネガティブな印象よりも、お得感を感じて楽しんでいる様子がうかがえる。
なお、同調査は2024年3月6日~3月10日までインターネットで実施(外部調査機関 株式会社マーケティングジャンクションに委託)。対象者は全国6,000名(男性3,000名 女性3,000名)で、年齢層は10代~20代、30代~40代、50代~60代となっている。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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