2024年6月7日18:54
リクルートの子会社であるリクルートペイメントは、2024年6月から、三菱UFJ銀行や三井住友銀行、みずほ銀行の法人口座開設の仲介を始めると発表した。リクルートの決済サービス「Airペイ」利用企業に対し、「金融サービス仲介業」の登録を有するリクルートペイメントが仲介するそうだ。
リクルートペイメントが、三菱UFJ銀行や三井住友銀行、みずほ銀行(以下メガバンク3行)の法人口座開設を仲介することで、「Airペイ」利用企業は、メリットがあるという。
まず、メガバンク3行のいずれかの法人口座を「Air ペイ」の入金口座に設定すれば、「Airペイ」の売り上げの入金回数が月3回から6回に増え、利用企業のキャッシュフロー改善につながる。さらに、今後は、利用企業の情報(「Airペイ」の売上情報など)を活用した銀行審査の効率化によるスムーズな口座開設を検討している。加えて、法人向けインターネットバンキング等の金融サービスの利便性向上を視野に入れている。
中小企業の多くは、地域性や情報格差により適切に取引できる金融機関の選択肢が限られている。そのため、新たに法人口座を開設したい時でも、申請にかかる煩雑な手続きや企業活動の実態確認などの審査に手間と時間がかかり、断念するケースも見られる。
そのような中、リクルートペイメントは、2022年9月に金融サービス仲介業(預金等媒介業務)の登録を完了し、銀行などの金融機関の融資や預金サービスを媒介できるようになった。
今後、リクルートが保有する事業者との豊富な接点や多様な行動データ、UI/UXの開発力を活用し、法人口座開設の簡略化などを金融機関と連携しながら目指す。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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