2024年9月27日12:50
三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ)傘下の三井住友カードは、2024年4月3日付で発表した三井住友カードおよびSMBCコンシューマーファイナンスのファイナンスビジネス再編に関する発表に基づき、2024年10月1日でSMBCコンシューマーファイナンス(SMBCCF)を、三井住友カードの完全子会社とすると発表した。
個人向けファイナンス市場では、近年、プラットフォーマーや大手携帯キャリアなどの異業種参入が相次いでおり、顧客基盤とスマートフォンを通じたデジタルサービスの優位性を背景に、業容を大きく拡大しているそうだ。また、こうしたデジタルプレイヤーの台頭により、従来、専業消費者金融、銀行カードローン、クレジットカードキャッシング・リボ、信販等に分かれていた、個人向けファイナンス市場の垣根がなくなりつつある状況だ。
SMBCグループのリテール事業部門では、2021年4月に決済・ファイナンス本部を設置し、三井住友カード主導によるグループ一体運営強化を進めており、三井住友カードを存続会社として、2023年7月にはSMBCモビット、2024年4月にはSMBCファイナンスサービスを合併した。今般、その一環として、三井住友カードと専業消費者金融大手のSMBCCFの一体運営を強化する。両社が一体となってサービス向上に取り組むことで、利用者のデジタルサービスへのニーズに応えていきたいそうだ。