2024年10月21日12:06
ジェーシービー(JCB)と富士通は、学校法人明治大学 政治経済学部 教授 小早川 周司氏の監修のもと、中央銀行デジタル通貨(Central Bank Digital Currency:CBDC)を活用したブリッジ(以下、中継サービス)によるインターオペラビリティ(相互運用性)の実現に向けたホワイトペーパーを共同で作成し、2024年10月21日に公開した。
世界各国でCBDCの検討・実装が進みつつあり、日本でも日本銀行による検討が進められている。しかし、社会実装に向けては、実現方式、法的整理、ユースケース、利便性など、多くの課題が残されているそうだ。JCBと富士通は、CBDCがキャッシュレスサービスの相互運用性の実現といった業界横断的な課題に対する有効な受け皿の1つとなる可能性があると考え、小早川教授監修のもと、CBDCの活用方法の一例として、CBDCを活用した中継サービスによる相互運用性の実現に関して、共同でホワイトペーパーを作成した。
同ホワイトペーパーでは、キャッシュレスサービスの相互運用性の実現を目的としてCBDCを活用し、多様なキャッシュレスサービス間でオンライン、オフライン取引を実行できる仕組みについて、論考を深めている。
日本のキャッシュレスサービスが抱える課題として、異なるキャッシュレスサービス間でも送金・支払いができる相互運用性の実現がある。同課題解決の方向性を以下の2点を念頭に検討した。
このコンテンツは会員限定となっております。すでにユーザー登録をされている方はログインをしてください。
会員登録(無料)をご希望の方は無料会員登録ページからご登録をお願いします。