2011年6月22日9:00
磁気ストライプに接触型ICチップ、さらに非接触決済機能を搭載したクレジットカードが発行される。発行するのはU.S. Bank。Visaとカード製造会社のOberthurが共同開発した。
米国ではEMV仕様のICカードはようやく端緒についたばかり。欧州では磁気カードを不正防止の観点から磁気カードが使えないところが増えている。
米国から欧州への旅行者からICカードの要望が強まっていた。そこにU.S. Bankは非接触決済までつけたのである。
その背景は、米国の携帯キャリアが非接触決済を推進していること。近い将来非接触が主流になるとよんだからである。
2011年6月中には、U.S. Bankの多機能FlexPerks Visaが2万枚発行される。
日本ではすでにICクレジットカードに非接触の電子マネーをつけたカードが普及しているが、米国でははじめてとなる。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。