大阪・関西万博、EXPO2025デジタルウォレットで7段階のリワード開始 万博ならではの特別な体験を提供へ

2024年12月6日8:30

2025年日本国際博覧会協会は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)に向けて、EXPO2025デジタルウォレットバージョンアップ、およびデジタルウォレットパーク発表会を2024年12月4日に開催した。当日は、本格稼働するEXPO2025デジタルウォレット「ミャクミャクリワードプログラム」のサービス内容やステータスにより獲得できる万博会場内での具体的な限定特典のほか、会期中の「ミャクポ!」ポイントを使った特別ツアー、万博会場内に設置する「デジタルウォレットパーク」の概要について紹介した。

左から大阪・関西万博スペシャルサポーター はるな愛さん、大阪・関西万博テーマ事業プロデューサー 宮田裕章氏、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会 企画局長 河本健一氏。キャラクターのミャクミャクとともに

Web2,3にまたがる「EXPO2025 DIGITAL WALLET」
7段階のリワードプログラムに進化

大阪・関西万博は2025年4月13日~10月13日まで大阪・夢洲で開催する。日本での万博は愛知県の「愛・地球博」から20年ぶり、大阪での開催は55年ぶりとなる。大阪・関西万博は日本のさらなるデジタル化に貢献することが1つの目的となる。

会場では、全面的なキャッシュレス決済を導入。日本国内で180日連続して、1日16万人規模で全面キャッシュレス対応するのは初のケースだ。これにより、デジタル社会、キャッシュレス社会の促進につなげるという。会場では、60を超える決済ブランドが利用可能だ。会場に設置される決済端末では、クレジット、交通系や流通系の電子マネー、コード決済に対応する。

大阪・関西万博開催に向けて、同万博のテーマである「デジタル」「未来への行動」を個人が直接感じ、理解し、参加するツールとしてスマートフォンアプリを活用したウォレット「EXPO2025 DIGITAL WALLET(EXPO2025デジタルウォレット)」を開発している。来場者にキャッシュレス推進の理解促進、気運の醸成、未来への行動を促すためのWeb2、Web3にまたがるアプリとなっている。公益社団法人2025年日本国際博覧会協会 企画局長 河本健一氏は「この機会にアプリをダウンロードしていただきたい」と話す。

主には金融連携サービス(Web2、Web3)、事業連携サービス(Web3)を提供し、万博に関心のない人にもアプロ―チすることで、会場に足を運びたくなるきっかけをつくる。

 

同アプリの機能では、「ミャクミャクリワードプログラム」を提供する。ミャクミャクリワードプログラムは、電子マネー「ミャクぺ!」や独自ポイントの「ミャクポ!」サービスの利用や万博関連イベントなどへ参加することなどで得られる「経験値(エクスペリエンス=exp)」によってステータスが決定し、そのステータスごとに特典を獲得できるプログラムだ。独自のNFTを手にできたり、会場内で特別な体験ができたり、ウォレット事業者だけがベネフィットを得られる。

これまでは、スタンダード(0exp)、ブロンズ(1,000exp)、シルバー(10,000exp)、ゴールド(45,000exp)の4段階だったが、新たにプラチナ(150,000exp)、ダイアヤモンド(370,000exp)、レジェンド(650,000exp)を加えた7段階となった。河本氏は「このステータスが高くなるほどベネフィットが大きくなります。ウォレットサービスを使うほど経験値を獲得してステータスが高まります」と説明する。

特典は抽選、先着、全員が貰える3パターン
万博会場での特別な体験も

ミャクミャクリワードプログラムにおいて、ステータスに応じて貰える特典は、抽選、先着、全員が貰えるの3パターンある。

抽選でもらえる特典として、プロデューサーガイドでは、シグネチャーパビリオンの8人のプロデューサーがパビリオンを案内するスペシャルなガイドツアーをプレゼントする。プロデューサー記念品では、シグネチャーパビリオンの8名のプロデューサー直筆サイン入りグッズなど、スペシャルな記念品をプレゼントする。さらに、シグネチャーパビリオン8館や特定のパビリオンにデジタルウォレットから予約・入場することができるそうだ。

加えて、水と空気のスペクタクルショー 「アオと夜の虹のパレード」や「Physical TwinSymphony」などの特定のイベントを優先席で鑑賞可能だ。なお、抽選券はステータスアップごとに獲得する枚数が増え、当選確率がアップする。

先着特典として、万博会場内の「EXPO2025デジタルウォレットパーク」において、ミャクミャクとの特別な記念撮影ができる「ミート・ザ・ミャクミャク」、万博会場内の「EXPO2025デジタルウォレットパーク」内のラウンジが利用できる特典を提供する。また、会場内の特定のパビリオン(パナソニックグループパビリオン「ノモの国」、TECH WORLD)において、特別な来場記念品をプレゼントするという。

ステータスに応じた特典では、プロデューサー画像やパビリオン等の万博限定のミャクーン!(NFT)をプレゼントする。

万博への積極的な参加で経験値アップ
会場にはデジタルウォレットパーク設置

ミャクミャクリワードプログラムのステータスは経験値により決定。ミャクペ!チャージで1円=1expを獲得できるが、それ以外にもミャクペ!のMPM決済(初回)、デジタルウォレットの各種サービスの利用や万博チケット購入、2月以降に開始する顔認証登録などにより経験値が獲得できる。公益社団法人2025年日本国際博覧会協会企画局企画部企画事業課 参事 谷川俶子氏は「万博への参加をしていただいた方はどんどん経験値が上がっていく設計になっています」と説明する。

なお、ポイント機能「ミャクポ!」の利用者であれば、会場内のミャクポ!専用の特別ツアーに参加可能だ。ミャクポ!の特別体験は、今後開設するミャクポ!のECサイトを通じて取得できる。例えば、日本館の特別ツアーは、日本館の建築デザインと技術に焦点を当て、訪れる人々にその魅力を直接体験してもらう特別な機会となる。同ツアーでは、日本の伝統的な美意識と最先端の建築技術が融合した日本館の構造や外観について、専門ガイドが詳細に説明するそうだ。今後、そのほかの特別体験も順次追加予定だ。

また、デジタルウォレットパークは、会場内において EXPO2025 デジタルウォレットを活用した特別な体験が楽しめる施設となる。座席は230席ほどを設ける。「ミャクポ!」ポイントを使ったアクティビティやステータス特典による限定エリア、最新技術を活用したインタラクティブなコンテンツを提供する。

協会では、EXPO2025デジタルウォレットの楽しみ方を紹介するPR動画を、「Expo2025 大阪・関西万博協会YouTube」で配信する。動画では「ミャクミャク リワードプログラム」や「ミャクポ!」を使った会場内の特別な特典、さらに「ミャクペ!」や「事業連携サービス」、NFT「ミャクーン!」の魅力をわかりやすく伝えるという。

はるなさんと宮田氏がEXPO2025デジタルウォレットを体験

ミャクポ!で交換できる景品として、今後、デジタルウォレット限定のミャクミャクをデザインした景品が続々と登場するという。ミャクポ!と景品が交換できる場所は、KITTE大阪内の「Giftpad space ~日本の魅力をつむぐ~」景品交換店舗、およびECサイトを予定している。

アプリ利用者の状況は?Connect Hub機能で事業連携強化
JNTOとの連携事業で海外利用者にNFT提供

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