2025年6月7日17:13
楽天証券は、2025年7月16日17時(予定)より、業界で初めて、国内株式を、株数ではなく金額を指定して取引できる新たなサービス「かぶピタッ」を、取引手数料無料で提供すると発表した。金額は、100円から1円単位で指定でき、「楽天ポイント」を利用することも可能だ。まずは、NISA口座での寄付取引にてサービスを開始し、今後、さらなるサービス拡充を行う予定だ。
楽天証券は、投資上限額が決まっているNISA制度を、これまで以上に効率よく活用してもらうため、株数ではなく、希望の金額を指定して国内株式が取引できるサービスをNISA口座の寄付取引で新たに開始する。取引手数料無料で、金額は100円から1円単位で自由に設定可能なため、NISA成長投資枠の上限、年間240万円までを無駄なく使い切ることが可能になるという。加えて、手持ちの資産全体のうち、投資・資産づくりに利用する金額が明確になり、家計管理も容易になると期待される。また、「かぶピタッ」は、「楽天ポイント」を1ポイント=1円として、購入代金の全額または一部に利用できる。100ポイントを保有していれば、「かぶピタッ」の「ポイント投資」を利用して、ポイントのみでの株式購入も可能だ。さらに、今後、NISA以外の課税口座(特定・一般)や、リアルタイム取引にも対応するなど、サービス拡充を予定している。
楽天証券は、国内株式をあらゆる個人が取引しやすい環境を整えるため、1株から取引できる「かぶミニ(単元未満株取引)」や、毎週もしくは毎月自動で積立購入できる「かぶツミ(国内株式積立)」を2023年に開始し、投資信託や米国株式に加え、国内株式の少額・積立投資を実現している。また、2017年には、当時1万円だった投資信託の最低投資金額を、業界で初めて100円に引き下げた。今回、新たに開始する「かぶピタッ」は、現在、多くの人が最初の投資商品として選んでいる投資信託と同様に、100円から、金額を指定して国内株式を取引できるサービスだ。楽天証券は、「かぶピタッ」を通じて、国内株式を活用した投資・資産づくりを、さらに身近に感じてもらいたいとした。
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ペイメントナビ編集部
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