2025年6月13日8:50
インフキュリオンは、同社の国際ブランドカード発行プラットフォーム「Xard」の新規オプション機能として、「ETCカード発行」サービスを2025年7月より提供開始した。

このほど、LayerXが提供する法人カード「バクラクビジネスカード」が、Xardの「ETCカード発行」機能の導入を決定した。インフキュリオンは2023年よりLayerXに対し、バクラクビジネスカードの開発において国際ブランドカード発行プラットフォーム「Xard」を提供しており、今回のETCカード発行機能もこの既存の連携を活用しているという。
「Xard」は、自社オリジナルのJCB/Visa カードをAPIを通じてバーチャルカードやフィジカルカードの発行を可能にする国際ブランドカード発行プラットフォームだ。今回、発行できるカード種類のラインアップの1つとして、新たに「ETCカード」を追加する。従来のカードシステムでは、ETCカードの発行にはクレジットカードとの紐付けが必須だったが、Xardを活用することで、ETCカード単体での発行が可能となり、カード年会費や発行手数料などのコストを削減することができる。また、同サービスでは、1人の会員、または法人に対する発行上限を設けていないため、複数の車両を保有する運送会社や事業会社など、複数のETCカードを必要とする顧客のニーズにも対応するという。
さらに、ETCカードの利用情報として、利用日や金額といった基本情報に加え、ETCのさまざまな割引内容、入口・出口インターチェンジの情報、車種、車両番号、出口料金所通過時刻など、走行管理や経費精算に役立つ詳細な情報を連携する。これにより、利用企業は、車両の走行状況やコストをより精緻に把握し、業務効率化やコスト削減に繋げることが可能だという。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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