2026年2月4日13:41
GMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)は、AI時代の決済開発環境に対応するドキュメント基盤を、国内PSPとして初めて(同社調べ)整備したと発表した。

オンライン総合決済サービス「PGマルチペイメントサービス」において、大規模言語モデル(LLM)を活用した情報探索の場合でも、開発者が確認する仕様が適切に参照されるようドキュメント構造を再設計するという。これにより、回答精度の向上を図る。
なお、2026年2月3日より、同ドキュメントを一部加盟店および開発会社向けに先行公開し、フィードバックを反映しながら改善を進めたうえで、2026年3月の本公開につなげる。
日本のオンライン決済は、クレジットカード決済に加えコンビニ決済やQRコード決済など、多様な決済手段が併存している。その結果、決済システムの構成は複雑化し、開発者は設計や実装の過程で、決済手段ごとに異なる条件や運用上の前提を含む仕様を横断的に参照しながら判断を進める必要がある。
また、不正対策などのセキュリティ対応をはじめ、法制度や脅威動向といった外部環境は日々変化しており、開発時に考慮すべき条件は常に更新される。こうした環境では、仕様の読み違いや参照漏れ、前提条件への理解不足が、そのまま品質や開発スケジュールに影響を及ぼす可能性がある。
一方で、開発者の情報探索の方法も変化している。ドキュメントをページ単位で読み進めるだけでなく、LLMに問いを投げ、関連情報を横断的に参照する探索が広がっている。このとき、情報が人にもLLMにも解釈しやすい構造で整理されているかどうかが、開発における判断の速さと正確性を左右する。
GMO-PGは、年間21兆円超の決済処理を取り扱う中で得た実運用の知見を、開発ドキュメントとして整理し、LLMによる探索と人による参照の双方に適した構造で提供する。
同ドキュメントでは、開発者のビジネスシーンや決済手段ごとのユースケースを拡充するとともに、「PGマルチペイメントサービス」の基本情報やドキュメントのリンク集などをLLM向けに整備した「llms.txt」形式で提供する。
これにより、LLMを活用した情報探索においても、開発者の問いに対して仕様を考慮した参照が行われやすくなり、回答精度の向上につながるそうだ。
また、ページ構成や検索キーワードに依存せず、検討中の内容や疑問から関連情報を横断的に参照できる検索機能を提供する。設計検討から実装までの過程で、情報探索の負担を抑え、参照効率を高める。
あわせて、接続方式ごとに分散していたドキュメントを1つのドキュメントサイトに統合し、検討から設計、実装までを一連の流れとして進められる構成としている。
なお、PGマルチペイメントサービスは、クレジットカード決済をはじめ、コンビニ決済やQRコード決済など30種以上の多様な決済手段に対応するオンライン総合決済サービスだ。事業者のビジネス形態や成長フェーズに応じ、柔軟な決済基盤を提供しているという。















