2011年9月21日21:20
山口県とイオンは、2011年9月21日、地域活性化包括連携協定を締結したと発表した。山口県が民間企業と包括協定を締結するのは、今回が2回目で、全国展開する総合小売業の企業とは初の協定となる。
具体的な協定内容として、山口県独自のポイント制度として全国に先駆けて実施している「まるごと!農水産物ポイント制度」の導入に向けた準備を進めるほか、地産・地消フェアの開催、県産品の全国発信と、それに向けた商談会の開催など、さまざまな取り組みをすすめていくという。
観光振興については、「年間観光客3千万人構想」に向けた新たなツアー(WAONツアー)の実施や、山口県のさまざまな観光情報の全国発信、「おいでませ!山口イヤー 観光交流キャンペーン」のPRなども行う。
イオンでは地域WAONカードとして、「おいでませ山口WAON」を12月上旬より発行する。カード販売場所は、西日本エリアを中心としたイオンやマックスバリュ、ザ・ビッグの約50店舗で販売をスタートし、その後順次拡大する予定だ。カード販売目標は初年度3万枚で、発行手数料は1枚300円。同カードが、全国12万箇所のWAON加盟店で利用された場合、その金額の一部をイオンから山口県観光連盟に寄付を行うことで、歴史街道の保存活動など、山口県の観光振興に活用してもらうという。