2011年11月17日14:49
凸版印刷と、ITソリューションの開発を行うグループ企業であるトッパンシステムソリューションズ(TSS)は、2011年11月16日、NFCとスマートフォン、ソーシャルメディアを活用した次世代プロモーションシステムを共同で開発したと発表した。
同システムは、イベントのプロモーションなどでFacebook上にイベント用ページを開設し、会場で来場者にICタグを内蔵したリストバンドを配布するとともに、各ブースでAndroid OSを使ったスマートフォンをリーダとして設置する。来場者は、気に入ったブースで、リーダにリストバンドをかざすと、Facebookのイベントページに「いいね!」がカウントされる。リアルとデジタルを融合し、実際の行動が即座にソーシャルネットワークサービスに反映されるという。カウントされた「いいね!」が、さらにユーザの個人ページ、友人・知人のページにまで共有・伝播され、高い宣伝効果を生み出すことが可能だ。
NFCリーダを搭載したスマートフォンを読み取り端末に利用することにより、リーダ設置に伴うPCやネットワーク敷設が不要となり、初期コストの削減を実現できる。また、リーダにタッチするだけの簡単アクションとなり、リアルタイムで店舗やイベントのFacebookページに「いいね!」がカウントされるとともに、ブースに対応づけられたコメントがユーザ名とともに表示される。
同システムは、凸版印刷とTSSが立ち上げた、技術開発組織「TSSラボ」が開発した。TSSラボは、スマートデバイスやクラウド、ソーシャルメディアなど最新技術を活用した、さまざまなソリューションの研究開発を行っている。