2012年1月25日18:00
NTTデータは、2012年3月から、カード決済総合ネットワーク「CAFIS(キャフィス)」および「INFOX-NET(インフォックスネット)」のBCP(事業継続計画)の強化対応工事を実施し、東京サイトおよび大阪サイトでの2重化運用を開始すると発表した。
現在、CAFISおよびINFOX-NETセンターは、東京サイトおよび千葉サイトでの2重化運用を実施しているが、関東地域における大規模災害発生時のリスクに対応するため、2012年に大阪地域に新サイトを構築し、東京サイトおよび大阪サイトでの2重化運用を実施することになった。
また、新サイト構築に先立ち、CAFISセンターマシンのハード更改を実施し、処理能力の向上を実現するという。具体的には、将来的にCAFISトラフィック件数が増大した場合でも、東京または大阪サイトのどちらか一方のサイトが処理不能となった際、もう一方のサイトにて2サイト分の取引処理を十二分に実行可能な処理能力に強化する。
BCP強化対応工事の実施計画としては、2012年3月にCAFISセンター(東京サイト)のマシンを更改。5月にCAFISセンター(千葉サイト)の大阪サイト移転およびマシンを更改予定だ。その後、8月~10月に、CAFIS回線制御機(千葉サイト)の大阪サイト移転、2012年9月にINFOX-NETセンター(千葉サイト)の大阪サイト移転を行う。