2012年2月10日8:00
レブロン(REVLON)は、東京・青山に2012年2月10日~3月9日まで、創業80周年を記念した期間限定のカフェ「REVLON Beauty& Love Museum(レブロン ビューティー&ラブミュージアム)」をオープンしている。凸版印刷では、NFCタグとスマートフォン、Facebookを活用した次世代プロモーション「リアルいいね!」を同カフェに提供している。レブロンでは、2月9日、REVLON Beauty& Love Museumのメディア向けの内覧会を行い、記者が「リアルいいね!」を体験した。
「リアルいいね!」は、NFC搭載スマートフォン「GALAXY S Ⅱ LTE」にNFCタグをかざすことで、Webではなく実店舗などにおいてFacebookの「いいね!」を実現するシステムである。
REVLONではFacebook上にイベント用のページを開設。「リアルいいね!」プロモーションは、2月10日~16日までの期間限定で実施している。ユーザーは、予めイベント用のFacebookページで参加表明を行い、会場入口での受付時に、登録した名前と受付番号を、スタッフに知らせる(会場でも登録可能)。スタッフは、登録の確認後、スマートフォンでFacebookのアカウント情報をリストバンド型のNFCタグ(MIFARE)に紐づけ、参加者に配布する。
カフェでは、1階に2カ所、2階に3箇所、展示物の脇にNTTドコモのNFC搭載スマートフォンをリーダとして設置。参加者が、気に入った展示物脇のリーダにリストバンドをかざすと、「いいね!」の効果音とともにFacebookのREVLONのページに「いいね!」がカウントされ、参加者のウォールにもコメントが投稿される。凸版印刷 情報コミュニケーション事業本部 トッパンアイデアセンター ITソリューション本部 IT戦略部 係長 名塚一郎氏は、「NFCタグのID情報をFacebookの登録番号に変換し、Facebook上に『いいね!』が送信される仕組みになっています」と説明する。同システムにより、リアルとデジタルを融合し、実際の行動が即座にソーシャルメディアに反映されるプロモーションを実現している。
「いいね!」は、REVLONのイベント用のページと参加者のfacebookフィードに流れ、友人や知人へも伝播される。プロモーションの情報がFacebook上で共有・伝播されるため、宣伝効果として期待できるという。
凸版印刷では、今後はTwitterやmixiといったソーシャルメディアへの対応や、「いいね!」以外のアクションへの拡張を予定している。