2012年4月18日18:00
日本ユニシスは、2012年4月14日に開通した新東名高速道路の御殿場ジャンクション(JCT)~三ケ日JCTにおいて、中日本高速道路(NEXCO中日本)と高速道路関連社会貢献協議会が、共同で運用する「電気自動車用急速充電システム」へ充電インフラシステムサービス「smart oasis(スマートオアシス)」の提供を開始したと発表した。
日本ユニシスは、電気自動車(EV)・プラグイン ハイブリッド車(PHV)向け充電インフラシステムサービス「smart oasis」を開発し、2010年4月に、東名高速道路の海老名サービスエリア(SA)(上下線)と上郷SA(上下線)で運用開始された電気自動車用急速充電システムに、国内初の事例となる課金・決済を含む運用サービスを提供している。
新東名高速道路に拡充される電気自動車用急速充電システムは、NEXCO中日本が、高速道路関連社会貢献協議会の支援を得て、高速道路における電気自動車の利用環境の整備を目的に、日本ユニシスと共同で提供しているものである。2011年3月には、東名高速道路の全てのSA(上下線)と名神高速道路の多賀SA(下り線)、東名阪自動車道の御在所SA(上下線)の15箇所で運用されている。今回開通した新東名高速道路の御殿場JCT~三ケ日JCTにおいては、駿河湾沼津SA(上下線)、静岡SA(上下線)、浜松SA(上下線)の6箇所が増設され、「電気自動車用急速充電システム」は計21箇所にまで拡充される。
利用者は、「利用者カード」の事前申し込み、または、「おサイフケータイ」、「FeliCaカード」の事前登録を行うと電気自動車用急速充電システムの利用が可能となる。
日本ユニシスはsmart oasisによって、充電システムの利用者認証や充電サービス管理、充電サービス利用料の課金・決済サービス、ユーザーサポートサービスなどを提供し、高速道路網から周辺地域への充電インフラの構築拡大を図るとともに、EV・PHVの利用ニーズの高い地域へ積極的に促進し、全国の充電インフラ展開を目指す。