2014年9月18日23:18
日本ユニシスは、充電インフラシステムサービス「smart oasis(スマートオアシス)」を用いた充電器1,000台による、電気自動車(EV)・プラグインハイブリット車(PHV)の充電インフラネットワークの構築を達成したと発表した。
日本ユニシスは、2009年9月から、ITによる充電サービス管理・充電インフラの情報配信などを行う充電インフラシステムサービスの提供を開始し、今年で5年となる。
ITによる充電インフラネットワークは、2009年から青森県や大阪府などの自治体の賛同を得て導入された。その後、高速道路会社による課金・決済への対応、カーナビ向け情報配信機能など、さまざまな機能を追加しながら展開し、今では日本全国にサービスを拡大しているという。
充電インフラの整備が開始された当初は、利用者認証や課金機能を持たないスタンドアローン型の充電器が設置されていた。しかし、ITを用いた高機能な充電器の設置が主流となり、現在では18の充電器メーカーが「smart oasis」を採用している。日本ユニシスは、誰もが利用可能なパブリックスペースに設置された充電器1,000台を超える充電インフラネットワークの構築を達成。さらに、充電器の設置がピークを迎えることが予想される今年度末には、この充電インフラネットワークは3,000台規模になる予定だ。
日本ユニシスは、「smart oasis」によって、充電器設置者向けのクラウドサービスのほか、充電サービスカードを用いてユーザーサービスを提供する事業者向けのサービス、充電サービス課金・決済ビジネス、さらにはEV・PHVを用いたカーシェアリング向けシステムなど、多様なビジネス展開を行っていく方針であるという。