2010年8月17日 12:28
日本ユニシスは8月16日、エネゲートと電気自動車向け充電インフラビジネスで連携すると発表した。両社は共同で、「充電インフラシステム」を構築し、12月から、大阪、京都など関西エリアへの展開を始めとし、全国への展開を開始する。
日本ユニシスでは、電気自動車(EV)・プラグイン ハイブリッド車(PHV)向け充電インフラシステムサービス「smart oasis(スマートオアシス)」を開発し、昨年度から、自治体やガソリンスタンドなど国内各地の社会実証実験への提供を行ってきた。EV・PHVの市場投入が加速する中、EV・PHVの普及に不可欠な「充電インフラ」の整備を推進し、「smart oasis」の全国展開を目指している。
今回のエネゲートとの連携は、関西電力グループ企業としてスマートメーターやエネルギー・マネジメントシステムの開発など、高度な技術とノウハウを有するエネゲートが開発、展開する電気自動車向け給電システム「エコQ電」とsmart oasisとのシステム連携、両社共同でのサービス拡充と販売展開を目的としている。
両社の提携により、QRコードによる利用者認証機能を有するエコQ電には、ICカード(FeliCaカード)による利用者認証機能を追加した。日本ユニシスのsmart oasisとのシステム連携を実現することにより、利用者は1枚の利用者カードで、エコQ電とsmart oasisのそれぞれが管理する充電スタンドの利用が可能となる。また、「おおさか充電インフラネットワーク」が3月から運用している充電スタンドの予約サービスに加え、充電状態メール通知サービスなどの利用者の利便性を高める付加サービスを両社が分担、あるいは共同で開発して利用者に提供する。さらにエコポイントやカーナビとの連携機能、利用者登録機能や課金・決済機能を相互に補完利用して利用者に提供するなど、共同で多様なサービスを拡充していく。