資金移動業のリスク対応などについて森・濱田松本法律事務所の堀氏が講演(NCB)

2012年5月30日20:17

日本カードビジネス研究会(NCB)は、2012年5月30日、東京都千代田区麹町のホテルルポール麹町で「5月度NCB公開セミナー」を開催した。今回は、森・濱田松本法律事務所の弁護士 堀 天子氏が「資金移動業のリスクはこう克服する!~新たな決済ビジネスの可能性とアンチマネーローンダリング~」と題し、講演した。

講演する森・濱田松本法律事務所 弁護士 堀 天子氏

資金決済法の施行から約2年が経ったいま、資金移動業者は2012年2月末時点で24社に増加した。新たな提携によるビジネス拡大に伴い、マネーローンダリング対策など、プレーヤーたちは実務レベルでの資金移動業リスクに対応することが急務となっている。

堀氏は、2008年12月に金融庁総務企画局企画課調査室に出向し、資金決済法の立法担当者として、立法及び登録審査に携わった。今回の講演では、資金移動サービスの概況、マネーローンダリングの現状および対策事例について紹介した。また、今後の法規制動向として、プリペイドカードの本人確認問題や前払いバリューのクレジット購入問題について解説した。

日本カードビジネス研究会では「定例」「公開」セミナーを定期的に開催している。今後のセミナーの予定は同研究会のWebページに掲載されている(http://www.ncbi.jp/ncbhp/)。

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