2012年8月16日23:21
凸版印刷は、O2Oプロモーションシステム「LinkPlace」をパーソナル・クラウド・サービス「Evernote(エバーノート)」と組み合わせ、展示会や店頭での資料配布用途に拡張した新サービス「LinkPlace for Exhibition(リンクプレイス フォー エキシビジョン)」を開発し、2012年8月下旬より提供を開始すると発表した。
LinkPlace for Exhibitionは、展示会や店頭で配布されている資料データを手軽に入手できるようにするサービスである。展示会の来場者は、展示会の事前参加登録の際にEvernoteのアカウント情報を登録。来場者は、展示会当日に自身のアカウント情報が記録されたICタグを展示会場の受付で受け取り、そのICタグを、展示会場の興味を持ったブースや商品近くにリーダとして設置されたNFC搭載デバイスにかざすと、来場者のEvernoteに展示概要や商品概要などの資料データが届くという。
同サービスを活用することで、来場者は、展示会場で配布される重い資料を持ち帰る必要がなくなり、携帯電話やスマートデバイス、PCから「Evernote」にアクセスするだけで、いつでもどこからでも内容を確認可能だ。また、出展企業や団体が展示会で配布する資料のペーパーレス化を実現する。さらに、展示会の事前参加登録の際に入力される氏名や住所などの情報を基に、来場者にダイレクトメール(DM)やカタログを送信するといったプロモーションの負荷を削減できる。
なお、同サービスに「LinkPlace」のスタンプラリー機能や投票機能を組み合わせ、展示会場で来場者の参加型プロモーションを行うことも可能だ。
価格は、初期導入システム費用が150万円からとなる。 凸版印刷では今後、各種展示会の主催企業・団体向けに提案を進め、2013年度に20件、1億円の売上を目指す。