2012年9月4日9:00
ドイツはベルリンを本拠にするベンチャー「サムアップ(SumUP)」が、スマートフォンをカード決済端末にするソリューションを発表した。
狙う市場はドイツ、英国、アイルランド、そしてオーストリアである。これらの市場でのシェアを一気に拡大するため、このほどベンチャーキャピタルなどから2,000万ドル強を調達した。
ビジネスモデルはSquareやIntuitのゴーペイメントと同じ。欧州ではIC対応のカードリーダの戦いになるが、北欧で拡大中のアイゼトルがライバルとなる。
サムアップによると、欧州には約2,000万件のスモールビジネスが存在するが、その大半は現金や小切手を扱っている。この市場にカード決済ソリューションを提供し、売上げを拡大できるようにする。
欧州ではスマートフォンの普及率が32%。年率18%の勢いで伸びている。スモールビジネスにスマートフォンは欠かせないツールになっている。サムアップの手数料は、取扱高の2.75%だ。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。