2012年9月3日19:22
大日本印刷(DNP)は、トランザクション・メディア・ネットワークス(TMN)と業務提携し、TMNが開発した「シンクライアント型電子決済システム」を利用して、NFCを活用した電子決済やポイント、プリペイド、クーポンなどのシステムを開発し、販売すると発表した。
DNPは、電子決済やポイントなどのスマートフォン用のアプリを一元管理する「モバイルWallet(ウォレット)」のほか、NFC対応のリーダーライターなど、NFC関連のサービスや製品を開発し、販売している。今回の提携を通じて、TMNの「シンクライアント型電子決済システム」とDNPの「モバイルWallet」などのNFC関連サービスを組み合わせることにより、電子決済から、ポイント、プリペイド、クーポンなどのサービスを、1台の端末で一括処理することなどを実現するという。
TMNは、電子マネー等の決済処理をサーバ側で処理するサービスを提供している。同社センターに対応したリーダライタと上位機器(POS、決済端末など)を組み合わせることにより、従来のものに比べ低コストで複数の決済方式を導入することが可能となる。
DNPは、流通・小売事業者や金融機関などにNFCを活用したシンクライアント型の電子決済やポイントなどのシステムを販売し、NFC関連のソリューションで2015年度までに約20億円の売上を目指す。