2012年11月3日9:00
そういいきったのは、米欧でアパレル販売を展開しているアーバン・アウトフィッターズのCEOである。キャッシュレジスターは時代遅れだと。
すでに米国の店舗からはキャッシュレジスターを撤去。現在はiPadとiPodタッチを利用している。これらの機器で、在庫情報の確認や支払い、返品などに対応している。
キャッシュレジスターをまったく使わなくなっても、問題なく運営できている。店員と顧客との対話も弾む。わざわざレジに行かなくても、手持ちのモバイル機器で在庫情報にアクセスできる。
店頭在庫がない場合、近くの3カ所のショップの在庫情報から、色やサイズを確認。在庫があればプリントアウトして顧客にわたし、その店に行ってもらう。あるいは、商品を他店から取り寄せることも可能になった。
iPodタッチの場合、すべてをインストールすると、約500ドルかかる。iPadでは1,000ドルだ。レジスターは5,000ドルかかっていた。大幅なコストダウンだ。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。