2013年12月2日14:10
富士通フロンテックは、物販・専門店様向けPOSシステム「FrontStore」と、三菱UFJニコスおよびJR東日本メカトロニクスが展開するクラウド型マルチ決済システム「J-Mups」との連携機能を追加したと発表した。
FrontStoreは、ソフトのインストール作業や初期設定が不要であり、また、POS1台で店舗の業務に必要な売上管理・顧客管理、バックオフィス業務を行うことが可能となっている。
J-Mupsは、申し込みから約2週間で設置可能なクラウド型マルチ決済システムであり、どちらも従来製品/サービスと比較し、簡単に導入が可能だ。さらにFrontStoreとJ-Mupsを接続するだけでPOSシステム連動による決済サービスを開始できる。
FrontStoreとJ-Mupsが連動することで、FrontStoreで指定した決済金額と決済方法を、J-Mups端末に自動的に送ることが可能になり、二度打ちが不要となる。また、クレジットカードはもちろん、銀聯カード、デビットカード、Suicaなどの交通系電子マネー、QUICPayやiDなどのポストペイ型電子マネーに対応可能だ。さらに、J-Mupsセンターへの決済アプリ集約により1台の端末ですべての決済が行える。
J-Mupは、従来型の決済端末と比べ1/3~1/4の価格を実現。また、決済用のサーバを自社で構築する必要がないのも特徴となる。さらに、既存のインターネット回線を利用できるため、毎月の通信コストも削減可能だ。
加えて、J-Mupsでは、クレジットカード番号を含む決済情報をJ-Mupsセンター(クレジット決済部分PCI DSS準拠)で集中管理することにより、端末内にカード番号を保有せず、高いセキュリティを実現するという。
FrontStoreは、約130社で導入されているが、J-Mupsと連携することで、さらなる導入の拡大を目指す。