2014年2月5日12:42
ジャックスは、インドネシアの有力企業グループであるPT Mitra Pinasthika Mustika(MPM社)との間で、出資先のファイナンス会社を合併させるとともに合弁会社に対する増資を行うことで合意したと発表した。
ジャックスでは、2012年にインドネシアのファイナンス会社であるPT Sasana Artha Finance(SAF社)へ出資を行い、40%の株式を取得し経営へ参画してきたが、今回、事業パートナーであるMPM社との間で、関係当局の承認を前提に、SAF社とMPM社傘下のファイナンス会社のPT Mitra Pinasthika Mustika(MPMF社)を合併させることで合意した。合併後は、MPMF社を存続会社とする予定で、ジャックスではMPMF社が発行する株式の引き受けに応じて新たに510,000百万ルピア(約45億円)を出資し、存続会社における株式の保有比率40%を確保するとともに役員を派遣し経営へ参画する。
合併後の新会社は、総資産450億円超となる見込みで、インドネシア全土に充実した営業ネットワークを保有する同国屈指のファイナンス会社となる。従来、SAF社は東ジャワ地域を中心にホンダの二輪車の販売金融を手掛けてきたが、インドネシア全土で販売金融事業とリース事業を展開するMPMF社との合併により、今後は拡大を続けるホンダ二輪車、新しくMPM社が参入する日産車の販売金融を事業の中心に据え、さらなる規模の追求とシナジーの最大化を図るという。
ジャックスでは、アジアを中心とした海外事業の展開加速を事業戦略の1つとして掲げているが、2010年のベトナム現地法人設立、2012年のインドネシア進出に続き、さらなるインドネシアでの事業拡大を目指す。