2014年3月4日21:34
杉本カレンダーと、ハヤト・インフォメーションは、このほど壁掛けカレンダーの綴じ部にICタグを内蔵し、これをクラウド上で遠隔コントロールしてユーザー、クライアント双方に多様な情報サービスを提供するシステム「PiLook(ピルック)」を企画開発、構築したと発表した。両社では4月より、全国の杉本カレンダー特約代理店を通じて、ハード側となる対応型カレンダーの受注販売を開始する。
PiLookシステムは、壁掛けカレンダーのヘッダー(綴じ部)にICタグを内蔵させ、ユーザーがスマートフォンなどのNFC対応端末でこれにタッチすると、クライアントである企業や団体のWebサイトにピンポイントで誘導可能だ。プレミアム情報や特別なYouTube動画など、タッチ利用者のみが享受することができるサービスを、カレンダーを介して提供できるという。
NFCカレンダーとクラウド上のPiLookシステムとを連繋させることにより、クライアント(発注者)が見せたいWebサイト(URL)参照先を特定の日時や時間帯に合わせて変更するなどの柔軟な設定が、インターネットを通じてコントロールできる。また、どの地域で最も多くの利用者がタッチしたか、どの時間帯で最も多くタッチされているかなどの集計(GPSポジション、時間、デバイス統計)もインターネット上で閲覧され、クライアントのマーケティングにも活用できるという。