2014年4月11日13:04
GMOメイクショップは、同社が運営するネットショップ構築サービス「MakeShop」において、ECサイト運営者向けに新サービス「MakeShop forオムニチャネル」を2014年4月10日より提供開始した。
「MakeShop forオムニチャネル」は、実店舗とネットショップの商品や在庫情報に加え、ポイントや購入・訪問・閲覧履歴などの会員情報を統合することで、SNSやスマートフォン、カタログ、DMなど顧客との接点であるチャネルをシームレスに連携させ、効果的な販売戦略を実現可能にするサービスとなる。
同サービスは、リアル店舗とECサイトでそれぞれ個別に管理していた会員・ポイント・購買情報を統合させて活用でき、本格的なCRMへの取り組みを実現できるという。リアル店舗とECサイトのどちらで商品を購入しても同じ会員IDでの商品購入やポイントサービスの利用ができるようにしたり、実店舗で購買経験のあるお客様がECサイトを訪れた際に、購買情報を元に類似商品を提案したりすることで、顧客との関係構築をより最大化することが可能だ。
また、ショップが実現したい要件をヒアリングし、ショップのページや機能、デザインまでカスタマイズできる。同サービスで統合するチャネルは、ショップのニーズや予算に応じて絞って対応可能だ。
さらに、ネットショップ構築ASPの「MakeShop」ベースとなっているため、ECシステムの部分は高機能かつ定期的に無償でアップグレードされる。そのため、追加投資をかけずに「MakeShop」の新機能を利用することができ、開発コストの削減につながるそうだ。
活用例として、店舗はECサイトの顧客に対して、リアル店舗への来店を促すために、出勤時や帰宅時などの時間帯にスマートフォン経由で割引キャンペーンやクーポン発行の通知を送り、購入の再検討を促すことが可能だ。また、ECサイトとリアル店舗の在庫情報を連携し、商品毎の店舗在庫を公開。リアル店舗に在庫がなくても、注文はECサイトで受けて、商品発送を商品がある店舗から行う物流連携も可能だ。さらに、店頭の商品バーコードやQRコードを読み取ると自動でECサイトの商品ページが表示。店頭で購入に至らなかった顧客にはECサイトをスムーズに紹介することで、再度検討してもらうように促すことができるという。