2014年7月9日19:18
MasterCardは2014年7月9日、4回目となる年次調査「世界渡航先ランキング」の結果を発表した。今回、調査対象の132都市中、ロンドンが3度目となる第1位に選ばれた。また、昨年首位だったバンコクは2位となっており、日本の東京は19位、大阪は37位だった。
同調査によると、2014年にロンドンを訪れる海外渡航者数は、前年比8%増の1,869万人と予測されている。昨年首位だったバンコクは1,642万人という予測結果となり、今年2位に降下したものの、アジア太平洋地域では首位を維持している。
東京は19位で、2014年の前年比成長率はプラス6.5%だった。また大阪は37位で、成長率はプラス14.5%を記録した。2013年(東京23.9%、大阪39.0%)と比較すると成長率は鈍化したものの、景気が復調し、さらに日本政府による外国人旅行者の訪日促進策が寄与したことで、成長率プラスを維持している。2014年の海外から東京への渡航者数は約538万人、大阪への渡航者は約319万人と予測されている。
なお、調査対象の132都市全体において、海外旅行者数および渡航先での消費額は急速に伸びており、過去5年間でそれぞれ51.7%、40.9%増加した。これは、世界の実質GDPの過去5年間の成長率15.8%を大幅に上回っているという。