2013年5月28日15:27
マスターカード・ワールドワイド(MasterCard)は2013年5月28日、今回で3回目となる年次調査「世界渡航先ランキング(Global Destination Cities Index)」において、バンコクが世界一の渡航先都市になったと発表した。同調査結果では、2013年に海外からの渡航者数において首位となったバンコクを含め、ロンドン、パリ、シンガポール、ニューヨークが上位5都市を占めた。
今回の調査結果において顕著だったのは、アジア/太平洋地域の台頭だ。調査対象の132都市のうち、アジア各国から42都市がランクインした。首位のバンコク以外に、シンガポール、クアラルンプール、香港、ソウル、上海、東京が上位圏内にランクインしており、上位10都市のうち5都市がグレーターチャイナ(大中華圏)の都市だった。
東京は、2011年に東日本大震災と福島第一原発事故の影響で20%減と大幅に落ち込んだが、2012年には一転して20%増となった。東京は、渡航者による消費額の面においても勢いを増しており、渡航者数ランキングでは7位だったが、渡航者消費額のランキングでは3位となった。
MasterCardは、2013年の上位20都市のうち、5位以内に入っている4都市において、お金では買えないプライスレスな経験を驚きと感動と共に世界各地で提供する、世界共通のプログラム「MasterCard プライスレス・シティ」を実施している。これらの都市は海外からの渡航先としてだけではなく、居住地としても高い人気を誇っているそうだ。