2014年10月8日12:42
大日本印刷(DNP)は、企業の重要書類およびそのデータを収録したディスクを、ICタグを利用して管理するシステム、書類の電子化受託、書類・ディスクの保管受託を組み合わせた「ドキュメント管理サービス」を開始すると発表した。
「ドキュメント管理サービス」において、DNPは、紙の書類を電子化して、パソコンなどで閲覧できる状態にする作業と、データを収録したディスクへのICタグやバーコードなどの貼付け作業を受託する。電子化したドキュメントを、ネットワークを通じて閲覧するシステムの提供も可能だ。
また、自社でドキュメント管理を行う企業向けに、システムを販売。個々のドキュメントに貼付されたICタグを、保管受け入れ時にICタグリーダーで読み取り、ドキュメントの貸出・返却から、棚卸し管理、廃棄までを効率的に管理するという。ドキュメントの貸出処理を行わずに専用ゲートを通ると警報が鳴り、不正な持出しを防止。利用頻度が高いドキュメントには直接1点ごとに、利用頻度が低いドキュメントについてはまとめて収納したダンボール箱に1つICタグを貼るなど、さまざまな運用方法に対応できるそうだ。書類・ダンボール箱が重なった状態でも一括読取りが可能な積層タイプ、ディスクに直接貼付けできるタイプなど、貼る対象ごとに最適なICタグをラインアップしている。
さらに、企業で保管しきれないドキュメントをDNPの倉庫で保管するという。また、専用の在庫管理システムを利用して、入出庫の指示を受け付け、引取り・配送にも対応するそうだ。
価格は個別見積りだが、参考価格として、ICタグを利用したドキュメント管理システムは、ICタグ10万個、ゲート、棚卸し確認などを行うハンディー端末を含む標準セットで1,000万円(設置費用は別途)となる。
DNPは金融機関を中心にドキュメント管理サービスを提供し、2016年度までの3年間累計で5億円の売上を見込んでいる。
企業名 | 所在地 | HP | |
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大日本印刷株式会社 | 〒162-8001 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 [TEL] 03 -3266 – 2111(ダイヤルイン案内台) |
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サービス概要 | |||
国内ICカードシェアNo.1を誇る企業として、ICカードの製造・発行にとどまらず、 ASPソリューションとしてICカードに関連する多様なサービスを実現する 「CDMS(Card Data Management Service)」を提供しています。 ICカード・おサイフケータイへの即時発行から、地域通貨やポイントデータ管理、導入コンサルまで、デジタルセキュリティに枠を拡げた総合的なソリューションを提供し、スマートライフの発展に貢献していきます。 |