2014年12月9日12:42
山陰信販は、2014年12月5日に同社主催の第27回「山陰信販地域文化賞」の表彰式をホテルわこう(鳥取県米子市)にて実施したと発表した。
「山陰信販地域文化賞」は、山陰両県の文化発展に貢献した個人・団体に送られる賞であり、同社の創立25周年を機に開始した取り組みとなる。開始以来、毎年鳥取・島根両県よりそれぞれ1名(1団体)を選出・表彰し、山陰地域のさらなる文化発展を目指している。
27回目となる今年度は、鳥取県からは、米子出身の叙情詩人かつ生田春月(1892-1930年)の研究者、上田京子さんが、島根県からはサウンドファイブ夢の音(ね)会(河野文影会長)が受賞した。現在、鳥取短期大非常勤講師の上田さんは元米子市立図書館司書であり、読書の普及や図書館ネットワークの推進に尽力に加え、生田春月の研究をライフワークとした評伝「生田春月への旅」を出版し、文学史に埋もれた地元詩人の功績に光を当てたことで今回の受賞へ至ったそうだ。一方サウンドファイブ夢の音会は、林間音楽交流空間「夢の音村」にて音楽を通じた青年世代の結束を図るとともに、舞台文化に触れる機会提供となる主催ステージは150回を超え、その積極的な地域参加型イベントの実施が評価され、今回の受賞となった。