2015年7月7日21:44
BEENOSのグループ会社で新興国のスタートアップ企業に投資を行うBEENOS Asia Pte, Ltd.の投資先、アフリカ・中南米・アジア新興国においてモバイル決済サービスを展開するシンガポールの「Nearex Pte. Ltd.」(ニアレックス)は、インド大手財閥のタタ・グループが運営する投資ファンド「タタ・キャピタルグロースファンド」等より、総額330万ドル(約4億円)の資金調達の実施について2015年7月7日に発表した。なお、BEENOS Asia は2014年1月よりニアレックスに出資をしており、今回の投資ラウンドにおいても追加出資を行っている。
ニアレックスは、携帯電話、モバイルインターネットの普及が急速に拡大しており、今後数兆円の市場規模の可能性を持つアフリカ、中南米、アジア新興国でのモバイル決済市場において、モバイル決済端末および非接触型IC決済カードを使った少額決済(マイクロペイメント)用のシステム「XIP」を開発・提供している。 銀行やATM等の整備が発展途上にある上記地域においては、現金の流通や保管管理が難しく、特に少額での決済には釣り銭が足りないといった課題を抱えているのが現状であるという。
ニアレックスは、各国の携帯キャリア会社と提携の元、キャリアの流通網等を通じた同社のモバイル決済端末・カードの普及を進めている。