2015年10月28日18:36
日本駐車場開発は、楽天と共通ポイントサービス「Rポイントカード」の分野で提携し、2016年夏頃から全国のコインパーキング事業会社と共通会員サービスを展開すると発表した。
同事業では、日本駐車場開発が参画企業に対して、共通のシステムインフラとコインパーキング専用の端末を提供し、「Rポイントカード」を導入できるようにするもの。また、参画企業はキャッシュレス精算等の法人向けの会員サービスもあわせて利用できるようになる。現時点における参画予定のコインパーキング事業会社は約20社、初期導入予定のコインパーキング数は政令指定都市を中心に約1,000箇所であり、今後順次拡大していくそうだ。
「Rポイントカード」は、楽天の各オンラインサービスなどの利用時に貯めたり使ったりすることができる「楽天スーパーポイント」を、加盟店の実店舗においても利用することができるサービスとなる。今回、駐車場サービスにおいては、初の導入となる。同サービスの導入により、駐車場利用時に「Rポイントカード」を専用端末に挿入することで「楽天スーパーポイント」を貯めることができる。
また、同事業で提供する法人向けの会員サービスとしては、従来から日本駐車場開発が法人向けに提供している、車両や駐車場の管理代行、所有車両のコスト削減プログラム、キャッシュレス精算などのサービスを予定している。「Rポイントカード」の導入と、利用可能駐車場のスケールメリット、共通の法人サービスの提供を推進していくことで、これまでコインパーキング事業会社が1社単独では囲い込むことが難しかった法人会員の獲得のほか、新たな利用者の拡大を進めていく。
同事業では、ポイント制度をはじめとした共通サービスの提供に加えて、駐車場に限らず車両管理を含めた車に関わるトータルソリューションを提供することで、5年後には約5,000箇所、車室数10万台まで拡大を目指す。