2015年12月18日18:55
日立製作所は、このほどスマートフォンを用いたキャッシュカードレスの金融取引を実現する「日立モバイル型キャッシュカードサービス」を、国内の金融機関向けに2015年12月17日から販売開始した。
同サービスは、通常はキャッシュカード内に保管されている口座番号などの情報を、NFC対応のスマートフォン(Android搭載端末)に格納し、モバイル型キャッシュカードとして利用可能とする。利用者は、金融機関が提供するスマートフォンアプリを使用して、現金の引き出しなど希望する取引内容を事前に登録し、営業店窓口やATMに設置された読み取り端末にかざすことで、取引を完了可能だ。これにより、キャッシュカードの携帯や窓口取引での伝票記入・印鑑使用が不要となるほか、金融サービスの利用開始手続きを簡易化する。
なお、モバイル型キャッシュカードの情報はスマートフォン内の安全性の高い領域で管理し、不正なアプリケーションによる情報の搾取を防止するなど、高いセキュリティを確保しているという。