2016年4月27日16:38
NTTファイナンスとビザ・ワールドワイド(Visa)は、NTTファイナンスがビジネスモデル特許を取得して構築した「カード決済サービス」の利用拡大により、日本国内における継続課金型カード決済(固定電話や携帯電話、公共料金等の毎月定期的に請求のある料金)に関してオーソリゼーション(信用照会)の完全徹底に向け両社で協業することに基本合意した。
現在、国内の継続課金型加盟店におけるカード決済ではカード初回登録時のみにオーソリゼーションが行われ、毎月の取引においてはオーソリゼーションを実施せず日本国内独自の運用である洗替(簡便なカードの有効性確認)での代替運用が主流となっている。このような継続課金分野における決済プラットフォームを保有するNTTファイナンスと、グローバルな決済情報処理ネットワーク「VisaNet」を運用するVisaが協業し、これまで実現が困難であった継続課金型加盟店における毎月のオーソリゼーションの実施により国際標準の運用を推進することで日本国内の健全なカード決済を目指すという。
両社では、NTTファイナンスが提供する「カード決済サービス」と、VisaNetを運用するVisaのノウハウにより、継続課金型加盟店向けの機能の開発・運用を行い、両社で協力してオーソリゼーション取得拡大のためにVisaクライアント等に対して提案・営業活動を推進する意向だ。
また、日本国内の健全なカード決済取引推進に向けた次世代サービスの検討を継続的に行っていくという。