2016年7月1日19:55
三菱UFJニコスはこのほど、名古屋鉄道グループの金沢名鉄丸越百貨店と提携し、同社運営の百貨店「めいてつ・エムザ」に訪日外国人向けの外貨建てによるカード決済サービス「DCC(ダイナミック・カレンシー・コンバージョン)決済サービス」の導入を決め、2016年7月1日にその取り扱いを開始すると発表した。
「めいてつ・エムザ」は、JR金沢駅と観光名所兼六園を結ぶ市の中心部、武蔵ヶ辻に位置し、地上8階・地下1階、売り場面積約30,383平方メートルを有している。また、最近では訪日外国人の来店も増えている。
同社は著しく増加している訪日外国人へのサービス拡充(インバウンド施策)に注力し、三菱UFJニコスとの提携によりすでに銀聯カードの取り扱いを開始しており、さらに「DCC決済サービス」の採用も決めたという。
「DCC決済サービス」は、日本国内において海外発行カード(VisaとMasterCard)による外貨建てでの決済を可能とする仕組みで、三菱UFJニコス運用のクラウド型マルチ決済システム「J‐Mups(ジェイマップス)」導入加盟店で利用可能。これにより、訪日外国人は店頭で「自国通貨建て」での支払いを選べば、為替変動を心配することなく、支払い金額を確定できるそうだ。