2016年7月25日8:58
「旅マエ(PR)」・「旅ナカ(コンテンツ)」・「旅アト(分析)」で 観光地の地域活性化を支援
エイチ・アイ・エス(H.I.S)は2016年7月21日、自治体と連携し、異業種企業とともに地方創生・心豊かな生活に寄与することを目的とした「地方創生・観光プロモーションコンソーシアム」の勉強会を都道府県会館(東京都千代田区)で開催した。同コンソーシアムには7月からカード会社のオリエントコーポレーションも新たに参画している。
決済ソリューションを通じた地域活性化を後押し
「地方創生・観光プロモーションコンソーシアム」は、自治体・観光協会と連携し、魅⼒ある優れた観光資源を国内外に知らしめ、異業種企業とともに地方創生・心豊かな生活に寄与することを目的としている。
観光地の「旅マエ(PR)」のプローションでは、事前の観光案内、SNSによる会員への拡散などが重要となる。また、「旅ナカ(コンテンツ)」では、自治体での観光案内所でのコンテンツ配信、「旅アト(分析)」の分析など、観光地の地域活性化を支援して、地域観光の魅力創出し効果数値の見える化を実現すべく各分科会を推進している。
同コンソーシアムには、7月からカード会社のオリエントコーポレーション(オリコ)もカード会社として初めて参画。オリコは、カード事業、オートローン、ショッピングクレジットや保証業務などを中心に展開しているが、同コンソーシアムに参画し、決済ソリューションを通じた地域活性化を後押しする。
「カード決済インフラを整備」「オリコカード会員を特定の地域へ送客」
「ご当地カード発行」を実施
具体的には、「カード決済インフラの整備」、「オリコカード会員を特定の地域へ送客」、「地域独自のご当地カード発行」等により、地域が抱える課題を解決できるように貢献していきたいとしている。
特に、2020年に向けて、日本でもキャッシュレス化が進んでいく見通しがある。海外の多くの国では、日本よりもカード決済の割合が高いため、決済環境の整備が求められる。また、クレジットカード業界においては、全国の観光施設の拝観料や入場料もカード決済が進んでいるため、支援していきたいとしている。
オリコの取り組みとして、各地の自治体とタイアップ(2016年6月現在26自治体)し、地域の特産物を景品としたクレジットカード利用キャンペーンを実施。また、スーパーやドラッグストアなど、地域の人々が日常的に利用する地場企業・店舗22社とタイアップし、売上拡大策として、クレジットカード決済にて抽選で各種商品を進呈するキャンペーンを実施している。