2017年4月20日20:14
エイチ・アイ・エス(H.I.S.)、オリエントコーポレーション(オリコ)、Mastercardは、Mastercardの世界約21億人のカード会員へのアクセス、オリコの国内約1,000万人のクレジットカード会員を保有する強みと、H.I.S.が保有する観光コンテンツ3万情報を連動させ、現金両替を意識しない訪日旅行の観光促進へ、北海道への旅行者にむけて「H.I.S.クーポン」アプリを通じた“観光地におけるクレジットカード加盟店情報提供”サービスを2017年4月20日より開始すると発表した。
3社は、特にクレジットカード利用率の高い訪日外国人旅行者へ向けて、観光施設情報と共に利用可能なクレジットカード情報を提供することで、旅行者と観光施設とのマッチングを目指す。今回サービスを開始するにあたり、北海道を最初の強化地域として、北海道の自治体が集まる北海道銀行主催「インバウンド・プロダクツ2017」にて、道内のクレジットカード加盟店情報の収集に努めるという。また、今後は全国へ順次展開し、クレジットカードユーザーの満足度向上と観光施設の情報提供を図るそうだ。
観光地周辺のクレジットカードが利用できる店舗・施設の情報を収集・紹介する位置情報アプリが少なく、訪日・国内旅行者のクレジットカードユーザーへの利便性が進まないといったカード会社が抱える課題を踏まえ、今回の「H.I.S.クーポン」アプリに自動翻訳機能(英語)と、クレジットカード加盟店情報が確認できる機能を追加し、リニューアルした。
さらに、CMS(コンテンツマネージメントシステム)を導入したことで、「地方創生・観光プロモーションコンソーシアム」の会員である観光施設は、クレジットカード取扱施設の情報を無料で各施設のパソコンから登録・変更を行うことができるようになった。今後3社は、2019年、2020年の国際的スポーツイベントを見据え、オリコカード、Mastercardのカード会員に向けて、観光施設のクレジットカード利用特典を提供する。また、ウェブサイトや利用明細書への広告封入による旅行に関する案内など、日本全国の観光地への訪問客の増加に向けた活動により、地方創生の促進に努めていきたいとしている。