2010年9月17日11:44
ジャックスは9月17日、葬儀ローンの取扱い拡大へ向け、全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)と9月6日付で包括契約を締結したと発表した。契約内容は、ジャックスと全葬連を契約当事者として、ジャックスが全葬連に加盟する葬儀社と個別契約を交わす際の提携条件などを包括的に取り決めるものとなる。今後、全葬連に加盟する葬儀社との個別契約を進め、10月1日から本格的に「葬儀ローン」の取り扱いを開始するという。同ローンの利用限度額 は10万円以上500万円以下で、支払い回数は最長84回(7 年)払いまでとなる。支払い方法 は元利均等分割返済(通常払い・ボーナス併用払い)。
今回、ジャックスが包括提携した全葬連は、経済産業大臣が認可する日本最大の葬祭事業者組織である。加盟葬儀社数1,438 社(6 月現在)に及ぶ全国ネットワークを有している。葬祭ビジネス市場は、1 兆7,000億円を超える市場規模を有しているが、クレジット決済には馴染みの薄い業界であり、費用が高額にも関わらず現金決済が主流となっている。また、近年は核家族化の進行により住居が小規模化したため、自宅で葬儀を行わず葬儀社に依頼をして葬儀を執り行うケースが増加している。葬儀業界でも故人の人生がわかるような演出を取り入れたり、祭壇のコーディネートに独自性を持たせたりするなど、ニーズの多様化に対応する動きが進んでいるという。