2017年6月12日17:39
インサイト・プラスは、築地場外市場の街づくり事業を行うNPO法人築地食のまちづくり協議会と協力し、街ごと免税ソリューション「Smart Refund(スマートリファンド)」を利用した直営の免税手続一括カウンターを多くの訪日観光客が訪れる「築地場外市場」内に2017年6月13日午前9時にオープンすると発表した。築地場外市場内の20店舗がオープン時から参加を予定しており、年内には40店舗が参加の見通しだ。
Smart Refundは、免税店用タブレット端末と免税カウンターをクラウドサービスで結び、店頭における煩雑な免税販売業務を省力化するほか、クレジットカード・銀聯カード決済サービス、ホテル・空港・海外配送サービス、免税カウンター運営代行サービスなど、外国人観光客の受入れに必要なサービスをパッケージにしたソリューションであるという。免税販売データがSmart Refundクラウドに集約されるため、免税販売後の会計処理の簡略化と外国人観光客の行動・購買データに基づく販促支援を提供することができるそうだ。
通常の免税販売は1店舗あたり5,000円(税抜)以上の購入が対象だが、Smart Refundでは、各加盟店での購入金額を合算して5,000円(税抜)以上になれば免税手続きと消費税の返金が可能となるため、買い回り効果が期待できるほか、加盟店においてはタブレット端末と専用アプリを用いることで従来10分程度要していた免税販売手続時間が最短30秒に短縮され、手ぶら観光を実現する配送サービスを組み合わせることで、利用者へ提供するサービス水準の向上と買い回り効果が期待できるという。
また、ライフカードと提携し、ライフカードが築地場外市場内店舗の免税手続一括カウンター参加店舗とクレジットカード・銀聯カード加店舗の募集を行い、ライフカード加盟店舗には免税手続一括カウンターの利用手数料を軽減するほか、Smart Refundカウンターと参加店舗間での資金決済にライフカードが提供するB2B決済サービスを採用するなど、協業を進めている。
インサイト・プラスでは、街ごと免税店を実現するSmart Refundを浅草・かっぱ橋道具街に続き、築地場外市場において直営拠点で提供するほか、免税カウンターを運営できる企業向けにシステムとサービスをパッケージにしたライセンス提供型も用意している。