2017年6月28日21:39
デジタルセキュリティベンダーのジェムアルト(Gemalto)と、スマート自転車シェアリングプラットフォームを提供するモバイクは、同社が提供するシェア自転車のためのセキュアなインターネット接続に関する協業をさらに発展させたと発表した。
これらの自転車のスマートロックには、ジェムアルトのCinterion M2Mモジュールと機器識別モジュール(MIM)が組み込まれており、位置データを送信するほか、遠隔でのロック操作も可能だ。ジェムアルトの同モジュールは世界の主要な通信事業者からすでに認証されているため、モバイクはサービスの世界展開を行いやすくなり、将来的に新たな接続サービスを追加することも可能となる。
モバイクが提供するIoTベースの自転車シェアリングソリューションでは、利用者はモバイクアプリを使って一番近くにある自転車の正確な位置をリアルタイムで確認できるという。他社の自転車シェアリングサービスとは異なり、IoTベースのモバイクプラットフォームでは、各自転車の状態のスマート監視、ホットスポット(頻繁に利用されている場所)の管理が可能なことに加え、より高い安全性、運転効率の高さ、これまで対応できなかった都市部における近距離移動といった利用者のニーズに応じた配車に対応できるとしている。