2017年7月11日9:00
コンサルティング会社EYは世界の主要20市場におけるフィンテック利用率(FinTech Adoption Index)を調査した。22,000人のオンライン調査。つまりデジタルに明るい人たちが対象だ。
フィンテックサービスに選んだのは5つのカテゴリー。送金・決済、金銭管理、貯蓄・投資、借入、保険である。過去6カ月間に、これらのうち2つ以上を使った人たちの比率である。
トップは中国でフィンテック利用率は69%だった。AlipayやWeChat Pay利用者は、モバイルアプリを通じて決済や投資、借入を日常的におこなっている。
2位はインドで52%。インドではPaytmやPhonePe、PayUなどのフィンテックベンチャーが台頭。キャッシュレスを拡大している。
3位は英国で42%。英国では国際送金や借入、金銭管理、保険など、多様なフィンテックがつぎつぎに登場している。
4位はブラジルで40%、5位はオーストラリアで37%とつづく。平均フィンテック利用率は33%である。
日本は残念ながら最下位からひとつ上。フィンテック利用率は14%で、平均の半分以下だった。