2017年8月9日9:00
AIやチャットボットというだけで、お金が降ってくる。ロンドンに本拠を構えるクレオ(Cleo)は200万ポンドを調達した。投資したのはSkypeの創業者やVCなど。
アグリゲーターのSaltEdgeと銀行口座を統合し、カード利用状況を分析して金融管理のアドバイスをする。AIを駆使したインタラクティブなチャットでアドバイスするのが特徴。
技術開発チームにはGoogleやAmazon、Wangaなどで機械学習などを担当した専門家が参画している。
チャットボットは英国のすべての銀行やカードをカバー。利用履歴を科目ごとに自動振り分けしたり、自動的に預金してくれたりする。請求書支払いも自動化できる。
2017年1月からベータ版でテストしているが、すでに100万件の問い合わせに対応。4億ポンド強の資産を管理している。顧客のリピート率は70%と高い。
今回調達した資金は、商品開発や国際展開、マーケティングに使う。