2017年8月25日19:04
タイムズ24は、カーシェアリングサービス「タイムズカープラス」において、法人向けの新プランを導入すると発表した。新プランの契約第一号として、2017年10月1日より野村ホールディングス株式会社にサービス提供を開始する。
カーシェアリングサービス「タイムズカープラス」は、現在約80万人が利用している。会員比率は個人会員が61.7%と過半数を占めているが、法人向けサービスの拡充に取り組んでいることもあり、法人会員比率は上昇傾向にあるという。
今回新設するプランでは、社員が所有するコーポレートカード(法人契約のクレジットカード)での支払いが可能になる。社員個人が特定されるコーポレートカードを利用の場合、人事異動等で所属部署が変更となっても登録情報の変更手続きが不要となり、異動先・赴任先でカーシェアリングをすぐに利用できるそうだ。
従来の法人プランでは、支払方法が請求書、口座振替、クレジットカードの3種類となっており、支店や部署単位での請求となる場合、登録情報に変更が発生した時に手続きをしてもらう必要があった。
新プランの導入にあたり、コンカーの経費精算クラウドサービス「Concur Expense」に、社員別のタイムズカープラスの利用実績情報(料金や走行距離等)を連携する。
なお、野村ホールディングスは、野村證券をはじめとするグループ企業における経費精算の効率化および経費の適正化を図るため、2014年10月にConcur Expenseを導入し、コーポレートカードの活用を推進しているという。タイムズカープラスについては2010年に利用をスタートし、現在は100近い支店・部署において法人プランを契約しているが、新プランにより全社視点でのコストの可視化や交通手段の最適化について支援できると考えているそうだ。2017年10月1日から野村證券株式会社の5店舗への導入を皮切りに、順次全国の支店へと展開を進め、将来的にはグループ各社に導入する予定だという。