2010年9月24日13:25
ビザ・ワールドワイド(Visa)は9月22日、パキスタンで起きた洪水の被害を受けた200万世帯への義援金給付を支援するため、同国のUnited Bank Limited(UBL)および政府機関と提携したと発表した。パキスタン政府がVisaデビットカード1枚につき義援金2万パキスタンルピー(230米ドル相当)を入金し、UBLが今後数週間のうちに配布を開始する。
パキスタン政府は、2009年VisaおよびUBLと提携し、パキスタン北西部の国内避難民(IDP)に支援策として40万枚のVisaデビットカードを配布した実績をもとに、今回の義援金を現金支給ではなく電子決済での支給とする決定した。パキスタンの国家データベース登録局(NADRA)は、VisaおよびUBLと密接に連携し、国内でのカード配布準備を進めていく。
さらにVisaは、パキスタン国内の提携先と協力し、義援金受給者が生活に必要な物資を購入したり現金を引き出したりすることができるインフラ整備に取り組むという。