2017年9月15日19:20
大日本印刷(DNP)は、同社が提供する、金融機関の店舗でICキャッシュカードを即時に発行することができるサービスが、八十二銀行(全144店舗)で採用されたと発表した。また、今回八十二銀行では、工場からの郵送によるカード発行業務、インターネットバンキング用に1回のみ有効なパスワードを使ってログイン時の認証を行うワンタイムパスワード(OTP)を表示する機器(トークン)の発送業務も合わせて採用された。
金融機関は、ICキャッシュカード即時発行サービスを導入することにより、新規のカード発行のほか、紛失や破損などで再発行を希望する契約者に、店舗ですぐにカードを渡すことができるようになる。一方、本人確認書類を持参していない、視覚に障害がある利用者向けにエンボス印字で発行したいなど、その場で発行できない場合については、後日、郵送で送付することが可能だ。
また、DNPでは、各種カードの発行から梱包、発送などの業務を代行するBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービスも合わせて提供しており、例えばキャッシュカードの発行作業と、OTPトークンの同梱、郵送等、必要な業務を一括で行うことで、作業を効率化することができるという。
なお、DNPは、これまで主に地方銀行にICキャッシュカード即時発行サービスを提供しており、これまでに国内約3,200台の発行機が採用されている。