2017年11月15日8:20
三井住友カードは、2017年11月13日から、ネットショッピング認証サービスにデバイス認証機能を導入したと発表した。
デバイス認証とは、クレジットカード利用者がネットショッピング時に使用するスマートフォンやパソコン等のデバイス情報と、クレジットカード決済の取引情報から、不正使用のリスク度合いをオンラインかつリアルタイムで判定する手法となる。ネットショッピング認証サービスでのデバイス認証の導入は、国内では初となるそうだ。
クレジットカード取引における不正使用の手法は多様化・高度化している。日本国内のクレジットカード発行会社全体の不正使用被害は 2014年以降増加傾向にあり、特に 2017年は、昨年対比倍増している。中でも、インターネット取引におけるなりすまし等による不正使用は全体の 7割以上を占め、対策が急務となっている。
そこで三井住友カードでは、会員すべてのネットショッピング認証サービスでのクレジットカード決済時に、デバイス認証に必要となる情報を取得し、取得した情報と決済情報を用いて不正判定を行うことで、高い安全性の確保に努めるという。
ネットショッピング認証サービスは、2019年初頭より、デバイス認証の概念を標準装備する次期バージョンへ世界的に移行する計画となっている。三井住友カードにおける取り組みは、次期バージョン移行を見据えた先行導入として、不正使用の検知精度向上と運用管理ノウハウを蓄積することにより、利用者へより安心・安全な利用環境の提供を進めるそうだ。